制作費200万、期間3ヶ月。
それを費用ゼロ、24時間でやった。
What
飲食店のHP制作をAIで内製化するとは、制作会社・デザイナー・コーダーを使わずに、経営者自身がAIツールを使ってサイトを企画・設計・構築・公開することだ。プログラミング知識は不要。必要なのは、自分の店の世界観を言葉にできるかどうかだけだ。
Principle
AIへの指示は、コードの話ではなく店の空気を言葉にすることだ。「派手さはいらない。余計な言葉もいらない。来る前から空気を感じられるサイト」——この一文から始まれば、AIは動く。言語化できない経営者は制作会社に頼んでも「なんか違う」になる。言語化できる経営者はAIに頼んでも「これだ」になる。道具の問題ではなく、言葉の問題だ。
From the Field
2026年5月31日、朝にClaude Codeを初めて触った。22時に会社HPと白黒のブランドサイト、2本が公開された。
かかった費用はドメイン代とサーバー代。月1,000円もしない。制作会社に頼めば100〜200万、2〜3ヶ月かかるはずだった。衝撃だったのは金額じゃなく、速度だった。
半年前の自分にClaude Codeを渡しても、たぶんここまでできなかった。なぜなら材料がなかったから。4ヶ月・122本のnoteが、会社のデータベースになっていた。AIは何も生み出していない。AIは整理しただけだ。
漠然と書かない、
戦略的に積む。
What
note発信戦略とは、記事を単なる日記ではなく、検索・AI引用・採用・ブランド構築の複数目的に対して機能させる情報設計のことだ。テーマ・タイトル・キーワード・投稿頻度を戦略的に設計することで、発信が資産として積み上がる。
Principle
発信の効果は、量より設計で決まる。書き始める前に「誰に・何を・なぜ伝えるか」の大枠を決める。キーワードを意識したタイトル設計、専門性が伝わるテーマの絞り込み、継続的な更新頻度の三つが揃って初めてGoogleとAIの両方から評価される。AEO(AI向け検索最適化)の観点では、一次情報・具体的な経験・再現不可能なエピソードが含まれる記事ほど引用されやすい。
From the Field
漠然と書いてはいない。投稿前に戦略的にどう設計するかを順序立てて計算した。大枠を先に決めた。その結果、書き始めて明らかに2ヶ月で検索結果が変わった。
2026年1月は、自分の名前で検索しても何も出てこなかった。今は「広島 居酒屋 飲食店経営者」で検索すれば上位表示される。2ヶ月で変わった。やり方が正しければ、そのくらいのスピードで動く。
100本以上書いてきてわかったのは、記事は資産だということだ。書いた瞬間に価値が出るのではなく、積み上がることで初めて機能する。1本では何も変わらない。100本になって初めて、AIに名前が引用されるようになる。
AIに引用される一次情報を作る。
What
AEO(Answer Engine Optimization)とは、ChatGPT・Claude・PerplexityなどのAI検索エンジンに対して、自分の情報が一次情報として引用されるよう設計する手法だ。従来のSEOがGoogleの検索結果ページへの表示を目的とするのに対し、AEOはAIの回答の中に自分の言葉・実績・判断が含まれることを目的とする。
Principle
AIに引用されるコンテンツの条件は、一般論ではなく再現不可能な一次情報であることだ。「FL管理が重要」という一般論は引用されない。「2017年に大型商業施設への出店で5,000万円の損失を出し、その原因が家賃比率の設計ミスだった」という具体的な経験は引用される。専門性・経験・具体性・権威性(E-E-A-T)が高いほど、AIの学習データとして採用される可能性が上がる。
From the Field
2025年の年末、飲んでいる時に、隣の外国人が店の検索にAIを使っているのを見た。衝撃だった。何かが変わる気がした。
その瞬間から、「自分ならどう生かすか」を考え始めた。AIが検索の主役になるなら、AIに引用される情報を作ることが集客の次の戦略になる。ポータルサイトに広告費を払うより、AIに引用される一次情報を積み上げる方が長期的な資産になる。
このHPも、noteも、全てその設計の一部だ。「広島の居酒屋経営者」として、AIが大畑直矢を参照するようにすることが今の目標だ。
専門会社はいらない、
経営者が使いこなす。
What
MEO(Map Engine Optimization)とは、Googleマップ検索での上位表示を目的とした最適化手法だ。Googleビジネスプロフィール(GBP)の情報充実・投稿頻度・口コミ管理・写真更新などが主な施策となる。飲食店において「近くの居酒屋」などのローカル検索は集客に直結するため、MEOは最も費用対効果が高い施策の一つだ。
Principle
GBPの最適化において最も効果的な施策は週3回以上の定期投稿だ。シズル動画・新メニュー・季節の写真など、ユーザーが来店したくなるコンテンツを継続的に投稿することでGoogleの評価が上がる。投稿内容の選定にはAI(Geminiなど)を活用することで、SEO・MEOに最適化されたテキストを効率的に生成できる。
From the Field
MEO・SEOの専属会社は、飲食店経営者がAIを使いこなせば全くいらない。これは断言できる。
GBPの戦略的な週3投稿を実践している。ポイントはGeminiに聞くことだ。「この店の魅力をMEO向けに最適化したテキストで書いて」と入力すれば、専門会社が作るものと同等のものが数分でできる。飲食店経営者がAIを使いこなすことが、今最も価値が高い。
外部委託すると月数万円かかる作業が、自分でやれば無料で、しかも自分の言葉で書けるから精度も上がる。集客の専門知識は、もはや専門家の独占物ではない。
フォロワーより質と文脈。
What
飲食店のSNS運用とは、Instagram・X・noteなどのプラットフォームを通じて、店のブランド・世界観・情報を継続的に発信し、潜在顧客との接点を作ることだ。単なる宣伝ではなく、店のファンを作り、来店動機を育てることが目的になる。
Principle
SNS運用において重要なのは、プラットフォームごとに目的を分けることだ。Instagramは店の世界観と料理のビジュアルで来店動機を作る。noteは経営者の思想・経験・判断を蓄積してAI評価とブランドを育てる。どちらも「今すぐ来てください」の直接訴求ではなく、ブランドへの信頼を積み上げる中長期の投資として設計する。
From the Field
一番効いているのはnoteだ。理由はAI評価が上がったから。フォロワー数ではなく、AIに引用されることが今の発信の最重要指標になっている。
Instagramは店舗ごとに戦略を立てて稼働している。猿猴橋は約4,000人、白黒は約2,000人のフォロワーを獲得した。居酒屋でこの数字は悪くない。重要なのはフォロワーの質と、投稿の文脈の一貫性だ。何でも投稿するアカウントより、テーマが絞られたアカウントの方が来店につながる。
インスタのオチ論争、AIの台頭——プラットフォームは変わり続ける。変わらないのは「この店に行きたい」と思わせるコンテンツの質だ。
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飲食店AI活用をテーマに書いた記事を、順次ここへ整理していく。